世界一美しい景色に囲まれたグッドウッド競馬場の高低差やコースレイアウト、およびコーナー曲率の紹介と、G1サセックスSのペース配分、勝馬は坂登りのコース前半をどんなペースで走り、どこで速度をあげるのかを調査してみました。
バスラットレオンよ逃げ残れ!の声とは裏はらに、61.5キロ背負い逃げ勝ちするには、相当なパワーとスタミナが要求される馬場です。
コース前半に10メートルを超える坂がひそんでいます(汗。バスラットレオンはG1ナッソーSをレコード勝ちしたディアドラに続けるでしょうか?発走ゲートとゴール位置
G1サセックスSのコース
マイルコースは、8の字馬場の外側トラック中間手前が発走地点です。ここからまっ直ぐ走り、逆エル字の角を曲がれば直線です。直線距離は800メートルを超えます。ちなみにディアドラが勝ったG1ナッソーS2000メートルは、外回りのコーナーを回りますが、サセックスSは内側のコーナーが進路です。
トラック:右回りワンターン
G1サセックスS距離:1600メートル
直線:800メートル強
コーナーR:マイルコースはR20程度
上空から眺めると平坦な馬場に見えますよね。そんなことはありません。この競馬場ヤバイ。G1サセックスS距離:1600メートル
直線:800メートル強
コーナーR:マイルコースはR20程度
コース高低差
サセックスSコース断面図
ゲートを出て最初の200メートルは下り勾配です。そこから緩やかに登坂が始まり、500メートルで11メートル高低差を駆けあがります。
500メートルで10メートル高さを上るといえば、凱旋門賞のトラックと同じぐらい。2.4%程度の上り勾配です。
ナッソーSはもっと過酷です。ゲートを出て900メートルで22メートルの坂を上がります。ディアドラは60キロ背負って登坂をこなし、コースレコードで勝ちました。
バスラットレオンは母方にガリレオいるし、10メートルなんて全然大丈夫ですよね(白目)
コーナー曲率
サセックスステークスで走る内回りコーナーは、測るとR20程度しかなくタイトです。実際にコースライド動画を見ると、なだらかで窮屈にはみえません。直線出への出口は約5メートルの下り坂です。ここではずみをつけて、④ハロン棒から速度を上げていきます。
ページの最後にコースライド動画を貼っておきます。グッドウッド競馬場のリード氏が、騎手たちがサセックスSをどのように騎乗するか、ペースを上げるのは何処かなど説明つきでわかりやすいです。
では、実際の勝ち時計やペースを確認します。
サセックスS
馬場状態と勝タイム
マイルのコースレコードは1:35.21。サセックスSの勝利時計は良馬場だと1分36~38秒台。道悪なら程度によるけど1分39秒から42秒台に分布
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