ピムリコ競馬場のコース特徴・高低差・コーナー曲率【プリークネスS】

海外競馬場高低差

米国クラシックの2冠目Preaknes Stakesの舞台、ピムリコ競馬場のコース詳細です。

過去にラニが挑戦し、2021年は森厩舎のフランスゴデイナが出走します。ダート馬場は小回りで、コーナーがキツいのが特徴です。
プリークネスSが、既存の馬場で開催されるのは2022年まで。ピムリコ競馬場は大規模リニューアル工事を予定しており、新しいトラックのお目見えは2024年ごろです。

ダートトラックの概要

浦和の馬場より少し大きい


  • コース全長:1周1608幅21.3メートル、左回り
  • 直線距離:350メートル
  • コーナー曲率:全コーナー約R25
  • 高低差:平坦・高低差1メートル範囲内

プリークネスステークスのコース

直線を2度通過

発走ゲートは4コーナーを回った直線の入口付近に設置されます。ここからゴール直線を通過し、コーナーを4回通過して直線に戻って来ます。ホームストレッチの長さは350メートル、発走からゴールまでの距離は1900メートルです。

コーナーがキツい

1周1400メートルの浦和競馬場より距離は200メートル長く、直線も150メートル伸びますが、コーナーはピムリコのほうがタイトです。浦和の1.2.3角がR30くらいに対し、ここは4角全てR25程度です。
できるだけスピードを殺さず、効率よくコーナーを回れる先行馬に有利なコースでしょうか。
米国のクラシックに遠征するような中央の馬は、こんなコースを経験したことが無いのでは?ここよりベルモントのほうが走りやすいかも。

馬場の高低差

ゴールポストから1周ぶん計測


馬場の高低差は海抜137から138メートル内におさまります。陸上トラック並に平坦。

ダートの構成

サンド・クレイ・シルトで構成された路面ですが、比率などは公表されていません。
数年前、サンタアニタの競走馬の死亡事故発生件数が問題になりました。ピムリコのダート馬場も全米平均を大きくうわまわり、サンタアニタよりややマシ程度でした。
このことから、路面が硬めの速い馬場だと想像できます。ただし州レベルで対策をとったようなので、粒子の細かい砂を減らし荒い砂を足して、表面だけ乾いて下層に水が貯まり、事故の原因になるような状態の改善は行われた模様です。

プリークネスSの走破時計

どれくらいの時計で勝てる?

馬名タイム馬場状態
2020Swiss Skydiver1:53.28Fast
2019War of Will1:54.34Fast
2018Justify1:55.93Sloppy
2015American Pharoah1:58.46Sloppy
2014California Chrome1:54.84Fast
2009Rachel Alexandra1:55.08Fast
乾いた速馬場の勝利時計は1分54秒前後、馬場に水が浮くスロッピー状態のタイムは、1秒以上おそくなります。
プリークネスSを制したレイチェルアレクサンドラは、ピムリコで走ったことがありませんでした。速馬場ながら、非常に走りにくそうだったと談話がのこっています。馴染みの深いチャーチルダウンズやオークローンパークの馬場とは、足元の感触がちがうのかもしれません。



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