ロンシャン競馬場・凱旋門賞コースの形状・高低差・騎手の戦略

2020凱旋門賞

ロンシャン競馬場には5種類のトラックがあります。大・中・小まわりの周回コースと、千直コース、引込線から伸びる1400mのコースです。

凱旋門賞は全長2750メートルのGrande Piste・外回り周回コースを走ります。
①Grande Pisteの形状と高低差
②フランスのトップ騎手たちの乗り方アドバイス

を紹介します

凱旋門賞のコース

コース形状

■右回りワンターンの2400m
■発走後400メートルは平坦、木立の手前から登りスタート
■500メートルで10m↑、同じく500メートルで10m↓ 平均勾配2%
■坂の終点からゴールポストまでは約900メートル。偽りの直線400メートル 本直線530メートル
■残り450m地点からオープンストレッチが開かれ、内に6メートルスペースができる。イン走行有利

コース高低差

前半ペース

前半ペースの計測地点1400メートルは、坂を降りたカーブ付近です。
速ペース:1分26~27秒台
遅ペース:1分36秒前後
因みに2019年の凱旋門賞は、馬場数値4.1と酷い重馬場でした。逃げたガイヤースは1分27秒台の速いペースでここを通過して自滅し、後に続いた多くの馬がゴール前で脚を失いました。

騎手はどう乗る?

ペリエ・ギュイヨン・ジャルネ騎手の戦略

騎手目線のコース紹介動画で、ペリエ騎手らが乗り方について語っており訳してみました。

  • ゲート後は平坦だ。登りが控えているので、ここはゆっくり静かに走る
  • 右手に木立が見え、直線コースと交差するあたりが坂の起点
  • 坂で前に出たり、慌てて飛ばしたりしてはならない。少し前目のポジションにつけたい
  • 次の木立から下り。偽りの直線に降りてきたら勝負に向けて気構えるが、まだ頑張らない。ここで急ぐとゴール前でツケが来る
  • ちょっと登る箇所が直線の入口。ここで気合を入れる。残り400、300過ぎラスト200メートルにすべてを注ぐ
前半ラップの計測は、2つ目のカーブ付近の1400メートル地点です。
速いペース:1分26~27秒
遅いペース:1分35秒前後
ちなみに2019年の凱旋門賞の馬場状態は、数値4.1の酷い重馬場でした。にもかかわらず、先頭のガイヤースは1分27秒台でここを通過。直線で自滅し、あとに続いた多くの馬もゴール前で脚を失いました。

圧倒的な追い込み・差し有利

珍しい逃げ馬勝利

距離が長くパワーとスタミナを要する馬場なので、逃げきりは難しいのでしょう。

1996年凱旋門賞・エリシオ&ペリエの逃走劇

逃げた馬が勝ったのは、1996年が最後かもしれません。(あれば教えて下さい)
1996年凱旋門賞・動画
終始先頭でリードしたエリシオのスパートは、④棒過ぎあたり。一気に加速し突き放すと、ペリエ騎手はゴール手前でガッツポーズ。2着との着差は5馬身、時計は2:29.9でした。



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