ダックダックゴーのPrivacy Browserで自分のウェブサイトを閲覧してみたら、アドセンスの広告が全部消えてました。
アドセンス広告はどこへ消えた・・
アカウント停止じゃなかった
アドセンス規約違反で、グーグルにアカウント停止されたのかと驚いて、メールＢＯＸを漁りました。けれども、死刑宣告の通達はどこにも届いていません。Amazonのバナー広告も消滅
サイドバーに貼ってる、アマゾンのバナー広告も無くなっていました。しかし、サイトから全ての広告が消えたわけではありません。ＡＳＰ広告や楽天、アマゾンの個別アイテムの広告は、あるべき場所に存在しています。ターゲティング広告が表示されなくなるのです。アドセンス広告で収入を得ている有名ブログを、いくつか巡回してみました。すべてのブログで、同じ現象が確認できました。恐ろしいアプリです。
仕事を終え家事や用事をすませて、深夜にコンテンツをアップして保守運営するあなたの大切な世界は、もう報酬をもたらさなくなるのです。
Googleも痛手
ダックダックゴーのPrivacy Browserや類似のサービスが普及すれば、Ｇも痛手を負うことでしょう。でもね、仕組みはよく分かりませんが、Ｇが自社ドメインで展開している広告は、このアプリでも消せないようです。たとえばYoutubeの音楽ミックスなどを聴いていると、邪魔しに出てくる動画広告は相変わらず邪魔してきます。
Youtubeの診断結果のキャプチャ
いつもは、レベルＤをＢ＋にしてやったぜとドヤ顔するこのアプリも、Ｇのドメインでは仕事をさせて貰えないのでしょう。プライバシー最悪と判定されたままで、いつまで待ってもＤからＢ＋に変わることはありませんでした。
打撃を受けるのはアドセンサー
グーグルの今期収益予想は、アナリスト予想のコンセンサスでざっくり13兆円くらいです。大半が広告収入なのですが、
・うち８割強が、検索サイトやYoutubeなど自社ドメインで展開する広告
・アドセンスなどの、提携サイトでの収入は２割以下
３四半期決算までの決算開示
DuckDuckGoのプライバシー強化アプリは普及するのか
Privacy Browserの利用者数は、現在１００万人プラスα規模です。４０億とか５０億と言われる全世界のネット人口からすれば、微々たるものです。飛躍ポイントの１６％地点は、地の果てより遠そうに見えます。アドセンスの支払通知をみて、鼻をほじりながらニンマリする平和な日々は続きそうです。でもね・・・
意識ひくい系にアプリを使わせてみた
スポーツクラブの知人女性のスマホにアプリをちゃちゃっとインストールして、よく行くサイトを閲覧してもらいました。占いやメイクのページを訪ねています。「問題ある？」「全然ないよ。スッキリしてる、こっちで見る」と返されました。アドセンス広告が消えるとうろたえるのはサイトの運営者であって、訪問者には毛ほどの差し障りもないようです。
ターゲティング広告に関する意識調査
ジャストシステムが行った意識調査によると、過半数のひとがターゲティング広告に不快感をしめしています。便利じゃんと有難がっているひとは、全体の１割しかいません。ヤバくないですかこの数字？１０人中たった１人しか、好感してないサービスなんて世の中に要る？警戒心をあおる不祥事
つい最近も、PayPayの１００億円キャッシュバックキャンペーンで、クレカの不正請求が相次いだというニュースが流れました。ネットの先駆けとして実績ある企業の決済システムが、金魚も釣れない大穴のあいたザルなのです。また数日前にはFacebookがまた情報をたれ流したニュースが配信されていました。
利用者数を大きく増やしているアヒルの検索エンジンに、追い風ばかり吹いています。Microsoftの「Bing」検索エンジンには、利用者の同意なくFacebookの全利用者の友達の名前へのアクセスを許可し、NetflixとSpotifyには、Facebook利用者の非公開メッセージの閲覧を許可していたことが、Facebookの社内文書から明らかになったと、NYTは報じた。
アドセンスからアフィリエイト回帰？
２０１８年の年の瀬、Google Adsenseマネタイズの教科書という素晴らしい本が、一世を風靡しています。わたしも購入し、毎日すこしずつ読みすすめています。ふと数年先のことを考えてみました。東京オリンピックも過去の思い出になり、やせ細ってあばら骨を数えるアドセンサーが生息する界隈でAffiliateの教科書という本が、爆発的に売れている未来です。
やっぱ、両方がんばろうかな～と思い始めました。でも、両方とも終了していることだってあるわけだし、ファミマのバイトと３本立てで武装しようかなとも思うのでした。
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