G1プリンスオブウェールズSに挑むシャフリヤールは、日本馬6着ジンクスを覆すことができるでしょうか?
過去に挑んだ日本馬3頭は惨敗。スピルバーグ、エイシンヒカリ、ディアドラはそろって6着だったよ。アスコットは並の坂じゃないもんね(汗
プリンスオブウェールズS出走馬のオッズ評価とプリレーティング
oddschecker全ブッキー評価状況オッズ順馬名 | Pレーティング | アスコット持ちタイム |
---|---|---|
Bay Bridge 4牡 | 138 | 未出走 |
シャフリヤール 4牡 | 134 | 未出走 |
回避エクリプスSへ | 2:08.92稍重 | |
State Of Rest 4牡 | 133 | 未出走 |
Grand Glory 6牝 | 137 | 未出走 |
Lord North 6セ | 134 | 1:42.08堅良マイル |
回避ハードウィックSへ | 堅良マイル1:40.32 | |
Addeybb 8セ | 133 | 稍重2:10.56 |
Dubai Honour 5セ | 133 | 稍重2:08.46 |
回避DOCS | 稍重マイル1:43.16 | |
Broom 6牡 | 133 | 堅良2400m2:28.16 |
プリンスオブウェールズSの出走馬を人気順にチェック
1番人気ベイブリッジ
G3馬が正直この人気なぜ?は、勢いと成長力、プリンスオブウェールズSで再戦する相手に大差で勝ったことによるのでしょうか。2022年5月G3Brigadier Gerard Stakes
トラック:サンダウンパーク2000m 右回りワンターン
馬場状態:Good良部分的に稍重
勝利時計:2:08.10
馬場状態:Good良部分的に稍重
勝利時計:2:08.10
サンダウンは残り500で14mの高さを上りますここで突き放す脚力と心肺機能は◎ですが、
エネイブル、ガイヤース、マジカル、ロアリングライオンなどG1ホースは、ここの良馬場を2分4秒前後で走破してきました。そりゃ鈍行タイムで走ったら、ゴール坂で余力残るわなと猜疑心も生まれます。
この馬はアスコット未経験。ここまでのローテは坂へた馬のルート。アスコットのトラックを考慮すると、一長一短のビミョーな面子と対戦ながら、全幅の信頼は寄せたくないかも
シャフリヤール
1600メートル登れるか?
シャフリヤールの栗東坂路タイム51.2秒は◎。計測区間800メートル、3%近い勾配でこの時計は優秀です。が、このレースは路盤がデコボコの馬場を400メートル下って、残り1600メートル上りっぱなしです。栗東の坂路より500メートル長い!過去に遠征した日本馬は、いったいどんな走りだったのでしょうか?
スピルバーグとエイシンヒカリの走り
2015年POWSスピルバーグ6着動画このときの馬場状態は堅良、Good to Firmってやつでした。控えたスピルバーグの追いこみは不発。勝馬から0.66秒遅れた2:05.73で入線しました。1000メートル以上登って末脚繰り出せと言われましても・・的なレースでした。2016年エイシンヒカリ動画は重馬場でした。不良馬場のイスパーン賞を圧勝して出走。先頭でレースを牽引し、ここも勝つかと思わせましたが力尽きました。勝馬から1秒くらい遅れた2:12.37フィニッシュ。
ディアドラはエイシンヒカリの時よりマシな道悪でしたが、雨で芝が滑って進まず2:12.67の6着入線です。
シャフリヤールの目標は凱旋門賞なので、まずは腕試し出走では?どれだけやれるかは未知数ですね。
回避ミシュリフ
平坦なトラックなら一番人気でしょうが、坂イマイチが周知され、オッズ評価ではベイブリッジ、シャフリヤールの後塵をはいしています。アスコット3戦成績
2020年チャンピオンS | 重4.8 | 8/10着 | 2:14.41 | 39.90 |
2021年Kジョージ | 堅良 | 2/5 | 2:26.85 | 35.15 |
2021年チャンピオンS | 稍重6.4 | 4/9 | 2:08.92 | 38.86 |
この馬は道悪も走れます。が、登坂と道悪がコラボすると、追い込みの脚が失われています。
2020年のチャンピオンSは、並の道悪馬にはこなせない悪路でしたが、ミシュリフは8着に破れました。馬場状態を考慮してチョイスが必要です。
ステートオブレストって誰よ?
Aオブライエン師の息子ジョセフ調教師の管理馬で、昨年のコックスプレート優勝馬です。サラトガダービー芝も勝ちG1は3勝積んでます。2022年5月ガメイ賞優勝
トラック:ロンシャン2100m 右回りワンターン
馬場状態:3.3稍重
勝利時計:2:08.49 上がり34.29
馬場状態:3.3稍重
勝利時計:2:08.49 上がり34.29
カラのゴールドカップでは、アレンカーに破れロードノースには先着しました。戦績を見ると、速い馬場にフィットした馬のようです。アスコットは未出走で未知数。坂と道悪はイマイチな印象。
グランドグローリー
昨秋のジャパンカップで5着と健闘。上がり34.2秒はユーバーレーベーンと同タイム、コントレイルに次ぐ2番めの速さでした。ジャパンカップ後は引退を撤回し現役生活を続けています。サウジカップの招待状は届かなかったものの、フランスで2連勝中。今回は1000万円の追加登録料を支払い出走します。
2022年5月G3賞1着
トラック:ロンシャン2000m 右回りワンターン
馬場状態:3.3稍重
勝利時計:2:03.51 上がり33.43
馬場状態:3.3稍重
勝利時計:2:03.51 上がり33.43
G1馬は他馬より1.5キロ重い57.5キロ。この馬だけ次元が違うラスト3ハロンでした。1000メートル通過ペースは同日開催ガメイ賞より3秒程度遅い1分5秒32でしたが、上がりの脚はステートオブレストを1秒近く上回ってます。
ロードノース
今年のドバイターフでパンサラッサと仲良く同着優勝。ゴールドカップでステートオブレストに敗れたロードノースは、アスコットで4走し、1-2-0-1連対率75%の成績です。2020年6月プリンスオブウェールズS優勝
馬場状態:良
勝利時計:2:05.63 上がり35.73
勝利時計:2:05.63 上がり35.73
現在6歳、当時4歳でした。6.6の重馬場マイルも2着とこなしています。4.8数値の道悪選手権と化した昨年の英国チャンピオンステークスは、10着ビリで入線しています。
6歳だけどセン馬くんだし、ドバイターフでパンサラッサに遅れず追走して末脚出してきたのは秀逸でした。酷い馬場にならなければ、ワンチャンありそうな気もします。
回避モスタダフ
アスコット出走は一度あり。2021年St James’s Palace SおにぎりコースのG1マイル戦です。良馬場で12着、4番手追走してる青白帽子の馬です。ラチで詰まったからかガス欠かは謎ですが、残り200辺りから怪しくなり沈んでいきました。この馬、サンダウンでよく走ってて、重、不良馬場の走りは素晴らしいです。および、主戦のクローリー騎手は過去1年のアスコットの勝率27%で首位です。
究極の道悪先生アディーブ
良馬場で上位は難しいと思いますが、酷い馬場ならやりそうな馬です。2年前の英チャンピオンSは、ソフトも走れる程度の馬ではお手上げの悪路でした。
2020年G1英チャンピオンS優勝
コース:アスコット2000m
馬場状態:4.8 重・不良
斤量:古馬59.5kg
馬場状態:4.8 重・不良
斤量:古馬59.5kg
優勝したアディーブと2着スカレティのワンツーは納得。坂と道悪コンボでも、決して衰えない足の回転は絶品です。8着以下のミシュリフ、ロードノースを2秒以上離して優勝。
このレースから1年半、もう8歳なんですよね・・でも悪路なら買わなきゃいけない気がします。
ドバイオナー
この馬はアスコット2走。去年のロイヤルアスコット29頭立ての直線マイル、ブリタニアSで4着。同じく2021年英チャンピオンSではシリウェイの2着でした。2021年10月英国チャンピオンステークス2着
馬場状態:6.4稍重
勝利時計:2:08.46 上がり37.81
勝利時計:2:08.46 上がり37.81
最後方を追走し、残り800から速度をあげて、シリウェイには競り勝てませんでしたが、上がりは最速でした。
シーマクラシックはシャフリヤールの10着でした。この馬は2000の馬だと思います。
プリンスオブウェールズSが道悪なら
ガチ勢2頭、苦手な馬2頭
重馬場だとシャフリヤールとステートオブレストはヤバい。アディーブは模範演技、一番人気の上がり馬、ベイブリッジもガンガン走る
Bay Bridge | ◎ガチでこなす。素晴らしい |
シャフリヤール | X進まない |
State Of Rest | Xへたくそ |
Grand Glory | ○アディーブ、ベイブリッジほどじゃない |
Lord North | ○数値6以下の馬場はだめ |
Addeybb | ◎ガチ。道悪馬のお手本 |
Dubai Honour | ○走れる。数値5台は不明 |
Broom | ○走れる。ガチ勢には劣る |
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