香港スプリントで戦う香港勢は、かなり手強そうです
去年の4コーナー多頭落馬事故で怪我をしたラッキーパッチも、ようやっと復調しました。
香港スプリントの歴代勝ちタイムから、日本馬は勝てそうか考察してみます
G1香港スプリント近年の勝ちタイム
日本の持ち時計1分7秒ちょいあれば
日本調教馬はロードカナロアと、その息子ダノンスマッシュが優勝しました。去年はレシステンシアが優勝馬に0.13秒遅れた2着、藤原厩舎のストレートガールも2014年に1:08.75で3着入線しています。年・馬場状態 | 優勝馬 | 勝タイム | 400m | 800m | 1200m |
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2021G | Skyfield | 1:08.66 | 23.89 | 21.94 | 22.83 |
2020G | ダノンスマッシュ | 1:08.45 | 23.09 | 22.46 | 22.90 |
2019G | Beat the clock | 1:08.12 | 23.71 | 21.86 | 22.55 |
2014GF | Aerovelocity | 1:08.57 | 23.36 | 22.31 | 22.90 |
2013GF | ロードカナロア | 1:08.25 | 23.89 | 22.47 | 21.89 |
ブックメーカーの前売りオッズ
全ブッキーの評価を並べたオッズチェッカー香港スプリント前売りでは、日本馬は4位にいました。誰でしょう?そりゃそうだ!我ら国民の妹メイケイエールは、1分6秒台を2度もマークしたスピード馬ですから。鞍上のマクドナルド騎手たのみますよ!そこで、日本馬が倒さなければならない3頭を調査しました。
日本馬に先着しそうな3頭
スプリント王者ウェリントン 6歳セ
戦績:30戦11勝
レーティング:120
血統:All Too Hard 母父More Than Ready
特徴:中団追走から直線スパート
レーティング:120
血統:All Too Hard 母父More Than Ready
特徴:中団追走から直線スパート
2022年10月香港プレミアボウルハンデ戦優勝
距離・馬場:シャティン1200 堅良
勝ちタイム:1:07.78
斤量:ウェリントン61kg 2着馬56kg
勝ちタイム:1:07.78
斤量:ウェリントン61kg 2着馬56kg
2着のラッキースワイネスより5キロ重いトップハンデ61キロでしたが、直線豪脚でとらえ優勝。堅良馬場の利もありましたが、日本式なら1分6秒台のタイムです。いつもより前目で追走し、45.40秒のペースでラスト400を22.18秒は立派です。
2022年の成績は4-0-0-2。香港スプリントの前哨戦JCスプリントは、直線不発で6着入線で、どしたん?と心配させました。レース後歩様がおかしかったと報道も。
本番はライアンムーア騎手を鞍上にむかえて、勝ちに行きます。
ラッキースワイネス4歳セ
戦績:10戦7勝 1200~1400m
レーティング:115
血統:Sweynesse 母父Red Clubs
特徴:行き足つくまで時間いる
プレップレースを快勝して、ブッキー評価の1位につけています。鞍上はパートン騎手で申し分ないけど、コロナ再陽性の報道がありました。レーティング:115
血統:Sweynesse 母父Red Clubs
特徴:行き足つくまで時間いる
2022年11月G2香港JCスプリント1着
距離・馬場:シャティン1200 堅良
勝ちタイム:1:07.55
斤量:G1馬58Kg 勝馬55kg
勝ちタイム:1:07.55
斤量:G1馬58Kg 勝馬55kg
この馬ゲート後あんまり速くない。
ウェリントンに負けた前走、お初重走のときはパートンがガシガシして前に出しました。今回は7番手追走し、直線で前にたって優勝。同じ55キロ背負った1.2着馬の区間ラップを見てみると
1着⑪LUCKY SWEYNESSE | 23.93 | 21.74 | 21.88 | 1:07.55 | 32.80 |
2着④LUCKY PATCH | 24.13 | 21.46 | 22.03 | 1:07.62 | 32.83 |
みんな控える馬だから、日本馬の騎手はしっかり進路シメないといけませんね。
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ラッキーパッチ 6歳セ
戦績:34戦5勝
レーティング:115
血統:El Roca 母父ディンヒルダンサー
特徴:
昨年の香港スプリントでパートンが騎乗した1番人気。直線ターンで起こった多重落馬事故で競走中止になりました。ピクシーナイトよりもダメージは軽かったのでしょう。レーティング:115
血統:El Roca 母父ディンヒルダンサー
特徴:
今年の4月に復帰し、事故後の成績は0-1-1-5。上にあげた2022年11月香港JCスプリントで、優勝馬と競りあった惜しい2着。やっと1分7秒台の走りを取りもどしました。
悲劇から二人三脚で歩いてきた鞍上のチャウ騎手は、22歳。勝った馬はパートン騎手です。やっぱ追い負けしますよね。
今回もチャウさんが続投かどうかは不明ですが、馬は復活モードです。頑張ってほしい一頭です。
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