リレーアタック対策にアルミ缶やキーケースが役に立たなくなる理由

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「こんなに簡単に盗まれるのか」
愛車レクサスのロックを解除され、盗まれる寸前だった東大阪市の男性が発した一声です。

事件当時スマートキーは、愛車から10メートル離れた2階にありました。不審な男が、範囲拡張器を玄関に向けた10秒後、レクサスのドアはアッサリ開いてしまいました。
報道各社のニュースでは、スマートキーの電波がとどく範囲は最大1.5メートルとされています。東大阪では10メートル離れていましたが、リレーは成功しています。
男性はスマートキーを電波遮断 キーケース に入れておけば、よかったのかもしれません。
しかしながら、悪党は進化しています。アルミ缶もキーケースも、役にたたない時代が来たことを知ってますか?

現行のリレーアタックユニット

電波の範囲は150メートル

まずは、シアトル在住のEvan Baconさんが公開した、最新鋭とおぼしきリレーアタック・ユニットの画像です。


スマートキーの微弱な電波を、150メートル離れた場所でキャッチできるのか、車とキー両方の電波を中継できる距離が150メートルなのかは、定かではありません。いずれにせよ、範囲は飛躍的に広がりました。

2タイプのモード実装

このリレーアタック・ユニットは、2つのモードを備えています。

  • モード1:マルチブランド汎用モード
  • モード2:トヨタ車・LEXUS専用モード

解錠できないのはメルセデスのFBS4だけ

モード1は全メーカーマルチ対応ですが、2015年以降に発売された、メルセデスのFBS4 KEYLESSシステム搭載車はキーロック解錠ができません。例外はこれだけです。
モード2は、トヨタのキーレスエントリーシムテムに対応しています。東大阪で盗難未遂にあったレスサスだけでなく、同じスマートエントリー機能を装備している全車種のドアを解錠できます。

もっと恐ろしいコードグラバーとは

Pandora2.4バージョン

リレーアタックユニットがオモチャに見えるくらい高性能のキットです。代表格のデバイスPandora2.4を例に、コードグラバーを使った車泥棒手順を説明します。
コードグラバーは、狙った車のドライバーが下車してロックをかけるさいに、信号をコピーして記憶させることが出来ます。スマートキーから30メートル離れた場所から、信号をコピーできます。あなたの愛車から30メートルの範囲内にいるひとは、コードグラバーかもしれませんよ。
信号を手に入れたら、コードは自動で解読され、アンロックコードが割りだされます。あなたの姿が見えなくなるとドアが開けられ、愛車はどこかへ走り去っていきます。

BMWも簡単に盗める

Kev Southさんの実験動画を見てください。Pandora2.4をポンと車のわきにおいて、ドアを開けるあいだにコードがコピーされるのです。信号がキャッチできる範囲は、30メートルです。


ドアが開いても、キーがなければエンジンは始動できない筈ですよね。ところがどっこい、Pandora2.4は、難なくスタートさせてしまいます。
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Pandora2.4の恐るべき性能

Pandora2.4を使用して、ロックを解除しまくるロシアの動画をご覧ください。ロシア語が理解できなくても、ここまでやれるのかと吃驚仰天しますよ。100メートル先に停めている自動車でも、余裕で開けられています。
撮影しているのは、このデバイスの生産国ロシアの男性です。パーキングに面した建物の3階あたりからPandora2.4を操作して、駐車している自動車のロックを次々に解除していきます。
あらかじめ信号を盗んで記憶させているのか、建物内のスマートキーの電波をリアルタイムでキャッチしているのかは不明です。防ぎようがないねとため息がでるくらい、圧巻です。せっかちさんは、2分あたりから視聴を始めるとイライラしません。

「コードグラバーとは何なの?」画像や映像をまじえて詳しく解説
コードグラバーが使われた可能性のある自動車盗難事件が、茨城県で発生しました。本当であれは、やっぱり上陸したかと憂鬱です。日本では知られていない、恐ろしいキットについて、詳しく紹介します。

Pandora Remoteでパワーアップ


Pandora2.4とUniversalRemoteのコンボで、Pandora Remoteという名のセットになっています。UniversalRemoteは、車庫やゲート駐車場の出入口の信号をコピーして、通せんぼを解除するコードグラバーです。
車庫やゲートのある駐車場に愛車を停めていても、破られてしまえば防犯の意味はありません。デバイスのセットで、盗難車の進路をふさぐものは無くなります。あなたの愛車はスムースに解体工場へ運ばれ、船旅の末にたどり着いた国で新しいオーナーの足として復元されるのでしょう。

コードグラバーの入手は比較的簡単

国内の通販サイトにはありませんが、さっき見たらEbayで売ってました。中国やタイに台湾、ロシア産の類似品もたくさんあり、価格帯は5万から10万円です。ちょっとググれば、誰でもお取り寄せできそうです。
日本国内で流通していないのは、単に知られてないだけなのかもしれません。非合法であれば情報が出てきそうなものですが、情報自体がないので上陸まえの静けさなのかも。それなら時間の問題でしょう。

リレーアタックやコードグラビングから愛車を守る方法

キーケースやアルミ缶、アルミ箔は役にたたない

自宅やオフィスで、アルミのアイテムを活用してスマートキーを保管するのは、理にかなっています。リレーアタックの予防に有効なので、今日からさっそく行いましょう。
ただしこの方法は、コードグラビング対策にはなりません。スマートキーの信号がキャッチされ複製されるのは、あなたがドアをロックしたり解除するときです。電波を遮断した状態で、この操作はできません。信号はかならず外へ漏れてしまいます。

盗難防止はハンドルやタイヤをロック

セキュリティデバイスより、愛車を物理的に動かせなくする対策がおすすめです。セキュリティは破られますが、物理ロックはちょっとやそっとでは取り外せません。壊そうにも目立ってしまうし、泥棒の目にとまれば抑止力はバツグンです。
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