デアリングタクトは9ヶ月休養
岡田スタッド代表の岡田牧雄氏が、デアリングタクトの怪我は全治9ヶ月で、来年春の復帰をめざしゆっくり治療に当たると発表しました
①胸骨から骨髄液をとって培養
②ダメージがある繋靭帯体部に①の幹細胞を移植し再発を防ぐ
③下の方にリンクがある、JRAリハビリセンターへ移動しプールやトレッドミルで運動しつつ温泉療法
デアリングタクトの繋靭帯炎は、サラブレッドに引導をわたす忌まわしい怪我です。②ダメージがある繋靭帯体部に①の幹細胞を移植し再発を防ぐ
③下の方にリンクがある、JRAリハビリセンターへ移動しプールやトレッドミルで運動しつつ温泉療法
けれども、華麗に返り咲いた馬は実在します。みじかに複数も!
この馬も繋靭帯炎だったの?と思うほど、元気に活躍する現役馬の存在はこころ強いですね。
続報を待ちながら、忌まわしい怪我を克服した馬の話にふれて心の平安をとりもどしましょう。
デアリングタクト休養の一報
5月14日、デアリングタクトが右前肢に繋靭帯炎を発症したと、ノルマンディーオーナーズクラブが発表しましたこんなことになってたなんて..🤕#デアリングタクト pic.twitter.com/24pMYDNZ79
— ❄️ミコト (@MicoCharm) May 14, 2021
シンボリルドルフをはじめ、メジロマックイーン ヒシミラクル シーザリオ エピファネイアをはじめ多くの名馬が、繋靱帯炎で引退を余儀なくされました。
泣いた。でも繋靭帯炎から復帰した馬を3頭紹介します。希望を捨てるのは早いよね
繋靱帯炎から復帰した馬たち
シゲルピンクダイヤ
・2018年11月3日、未勝利戦を勝った2歳11月に発症。4ヶ月休養
・2019年3月のG2チューリップ賞で復帰2着。
・その後牝馬3冠出走。桜花賞は抜群の末脚で2着、オークスは着外ながら秋華賞も3着。
・今なお現役
・2019年3月のG2チューリップ賞で復帰2着。
・その後牝馬3冠出走。桜花賞は抜群の末脚で2着、オークスは着外ながら秋華賞も3着。
・今なお現役
シゲルピンクダイヤ復帰戦 2018年チューリップ賞
尻っぱねがハンパなく元気なシゲピンが、3歳になる直前に発症していたとは驚きです。しかも再発せず、末脚健在なのは勇気づけられます。
フェノーメノ
・4歳10月、秋の天皇賞の調教で左前肢に発症し半年休養
・翌2014年3月のG2日経賞で復帰、5着。
・2014年5月春の天皇賞2連覇
・秋は天皇賞・ジャパンカップ・有馬記念に出走
・6歳時、春の天皇賞3連覇に挑むところで右前肢に繋靭帯炎発症し引退
・翌2014年3月のG2日経賞で復帰、5着。
・2014年5月春の天皇賞2連覇
・秋は天皇賞・ジャパンカップ・有馬記念に出走
・6歳時、春の天皇賞3連覇に挑むところで右前肢に繋靭帯炎発症し引退
フェノーメノ半年休んで春の天皇賞連覇
フェノーメノは4歳秋に発症後、半年休んで翌年の天皇賞を制覇しました。6歳春まで現役生活をつづけ種牡馬になりました。
芦毛の怪物オグリキャップ
・5歳4月で右前脚に発症
・5ヶ月後のオールカマーで復活し優勝
・その後10戦4勝、うちG1・3勝3連体と名声に恥じない活躍
・6歳12月ラストランの有馬記念を勝ち引退
・5ヶ月後のオールカマーで復活し優勝
・その後10戦4勝、うちG1・3勝3連体と名声に恥じない活躍
・6歳12月ラストランの有馬記念を勝ち引退
オグリ復帰戦オールカマー
繋靭帯炎などなかったかのような勝ちっぷりでした
温泉でゆっくりリハビリはどう?
オグリキャップは福島県いわき市にあるJRA競走馬リハビリテーションセンターデアリングタクトのシーズン初戦は重馬場の金鯱賞でした。その後は初めての海外遠征と、ストレスや脚への負担も大きかったと思います。
繋靱帯の炎症を起こしている箇所については公表されていませんが、杉山師はレアな部分と語っていました。
ちぎれた部分は、もともと並とはいかずとも再生します。香港のゴール前の伸び悩みの原因が炎症にあるのなら、デアリングタクトもさぞかし悔しいことでしょう。
5月24日、栗東に戻ってから治療方針がきまるとのこと。オグリを救ったJRA競走馬リハビリセンターへ行って、ゆっくり療養してほしいものです。完治して、雪辱をはたして欲しいとも思います。
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