アーモンドアイが勝つのか?競馬知らずも楽しめる今年のジャパンカップ

アーモンドアイ





「競馬なんて興味ないね」「競馬場へ足を運んだこともなければ、馬券を見たこともない」
アーモンドアイは、そんなあなたを虜にしてしまう特別な馬です。
「アーモンドアイを知らない」ですって? では、日曜日の午後はTVにかぶりつき決定ですね。神が地上に贈ったこの馬は、11月25日の日曜日、日本中が注目するレースに出走します。
紅一点のアーモンドアイが、筋骨隆々の牡馬たちをぶっちぎって一着でゴールできるのか、しっかり見とどけてください。

アーモンドアイってどんな馬?

誰でもわかる、アーモンドアイの凄さ

アーモンドアイは3歳の牝馬です。人間でいえばセブンティーンの女子高生。陸上競技の日本記録をたとえに、アーモンドアイの凄さを整理してみましょう。

日本記録の保持者は100メートルからマラソンまで、すべて男性です。2000メートルの日本最速タイムは5分07秒24。いっぽう女子の記録は5分53秒70と、47秒近く遅れをとっています。この差は、筋力・筋量・体力、トータルな身体能力から生まれます。
競走馬の世界も例外ではありません。牝馬は瞬発力だけちょっとマシと褒められても、身体能力やスタミナでは、牡馬に太刀打ちできません。1800メートルを超える中距離以上のコースなら、牝馬はゴミと、こき下ろす競馬通もいます。
けれどもアーモンドアイは、例外中の例外であることを証明しました。今年5月に開催された「優駿牝馬オークス」で、2400メートルを首位で制したタイムは、2分23秒8
かつて日本列島を沸きに沸かせたディープインパクトが、同じコースでジャパンカップを制したときのラップは、2分25秒1。最後の直線の強烈なスパートで、最後尾から先頭に躍りでた見ごたえのあるレースでした。勝負をかけた最後の3ハロン(600メートル)の上がりタイムは、33.5秒
かたやアーモンドアイのオークスの戦いぶりも、ディープインパクトに見劣りしません。最後の直線で10馬身先を行く先行馬以下を丸っとごぼう抜きにして、余裕の圧勝。
上がりタイムは、33.2秒。2メートルの勾配のついた上り坂でも、ヘタレるどころが加速を強め、スタミナの心配を吹き飛ばして優勝旗を手にしました。


気のせいでしょうか、アーモンドアイの方がディープより速くないですか?(笑

アーモンドアイの戦績

アーモンドアイのデビュー戦は、2歳新馬のレースです。初舞台の成績は惜しくも2着でしたが、2戦目以降のレースは全勝で飾っています。
2018年3歳になったアーモンドアイは、春の桜花賞とオークス、そして秋の秋華賞とG1レースを総ナメにして、史上5頭目の三冠牝馬に輝きました。
どのレースでも、ラストスパ-トの上がりタイムは33秒台です。第4コーナーまで軽く流し、直線に抜けるあたりから末脚ターボが全開します。凄まじいスピードに乗って、ゴールに突っ込んでいくのが彼女のスタイルです。典型的な差し馬ですね。
ゴール前のストライドの力強いこと。ディープインパクトも真っ青の、惚れぼれする豪快な走りを見せてくれますよ。

アーモンドアイの次走JC

ジャパンカップ
競馬場: 東京(府中)競馬場 芝2400m
発走 : 5R 1枠1番 2018年11月25日 15:40分
ジャパンカップの賞金は3億円。外国の競走馬も参加する重賞G1ランクの国際競馬です。3歳以上の馬のみに出場資格があり、馬だけでなく、調教師や騎手の評価も左右する重要なレースです。

JCのコース正念場はラストの上り坂


出典:JRA東京競馬場コース紹介
アーモンドアイは、最後のコーナーあたりからスピードをあげ、勝負に出てきます。ジャパンカップの舞台・東京競馬場の芝コースの勾配画像の赤いラインの部分が、彼女の爆走のクライマックスです。
ラスト400から300メートルにかけて、しんどそうな上り坂があるでしょ。前半から飛ばす逃げ馬にとっても、アーモンドアイのような差し馬にとっても、ここは正念場です。
オークスでこのコースを走ったとき、アーモンドアイは心臓破りのこの区間を11.1秒で駆け抜けました。ディープインパクトがジャパンカップを制したときのラップは、11.3秒です。ディープの伝説のごぼう抜きスピードを、さらに上回る速さです。まっこと恐るべし・・・

アーモンドアイのコンディションは完璧

ジャパンカップを直前に控え、騎手も調教師もアーモンドアイの仕上がりは絶好調と胸をはります。
まずは、ルメール騎手のインタビューです。

秋華賞の仕上がりは95パーセント、今回はだいたい100パーセントだと思います

ほとんど完璧な馬ですね。とても賢い馬です。頭が良くてすべきことを良く知っています。1番良いところは、瞬発力です。直線でトビがすごく大きいです。力をたくさん使います。心臓も強いです。悪いところがないです

国枝調教師は秋華賞前に傷めた爪に言及、

思いのほか蹄の治りが早かったですね。右前脚には鉄橋の蹄鉄(間に橋のように鉄板が架けられた蹄鉄)を履かせていますが、全く問題なく来ましたので良かったです

とても可能性を秘めた牝馬で、良いパフォーマンスを見せられると思いますので、期待をしてもらいたいです

ジャパンカップで指摘されるアーモンドアイの不安要素

オッサン兄貴の古馬に囲まれて実力を発揮できるのか?

牝馬3冠の偉業をなしとげたアーモンドアイですが、いずれのレースも女の子だけの大会です。申し分のない実力と、異次元の末脚に異論の余地はありません。
けれども、ジャパンカップでは女の子は彼女だけ。オッサンや兄貴馬に囲まれて、いやが応でも空気の違いを感じるはずです。怪物といえど、まだまだ世間知らず女子高生。雰囲気にのまれず実力を発揮してくれることを、祈るばかりです。

1枠1番ゲートも心配の種

国枝調教師はアーモンドアイの枠順が1枠1番に決まったとの知らせに、「しょうがないね・・」と視線を落としました。
アーモンドアイは、外側にまわって追い込みをかけるスタイルの馬です。内側で馬たちに揉まれると、ビビってしまう性格なので、思わず漏れた本音なのでしょう。
彼女のゲートはコースの一番内側です。強豪の兄貴分に囲まれてひるんでしまい、馬群に閉じこめられることがないよう、ルメール騎手には、手綱をしっかりさばいてもらいたいですね!

アーモンドアイの刺客はどの馬?

予想オッズが示すのは、アーモンドアイの人気っぷりです。現在1.3付近をウロウロしており、勝っても実入りは少ないでから、馬券は買わないでくださいね。これ以上オッズが下がると泣いちゃうよ。
アーモンドアイの対抗馬として名前があがっているのが、スワーヴリチャードとサトノダイヤモンド、シュヴァルグランという面子です。
持久力とレース運びに定評のあるサトノダイヤモンド、天皇賞でやらかしてリベンジに燃えるスワーヴリチャード、シュヴァルグランは去年のJCを制した馬です。

JC開催日、東京競馬場の天気は晴れ

11/25日曜日、府中の天気は晴れの予報です。久びさに登場したスーパー牝馬アーモンドアイに、ぜひとも勝ってもらいたいものです。
うつむいてスマホのゲームに熱中してるあなた、競馬は大人のたしなみです。ゲームの息抜きに、3分間テレビ画面を見つめましょう。それだけで、話題の引き出しがひとつ増えますよ。
2018年11月25日  アーモンドアイ15時40分出走。新たな伝説が生まれる一瞬をお見逃しなく!

おおお!アーモンドアイは本当に伝説になりました

まさかの世界記録樹立で、第38回ジャパンカップを制しました。おめでとう、なんて素晴らしい馬でしょう、涙がでそうです。
かわいいアーモンドアイを伝説の最強牝馬に変えたジャパンカップ
「強豪の古馬相手に勝てるのか」まだあどけないJK年齢のアーモンドアイは、ファンの心配をよそに、世界記録をぬりかえてジャパンカップを制しました。こんな素晴らしい馬はいませんね。いつもと違ったレース展開は、彼女の新たな才能と器用さを実証してくれました。2018年JCをアーモンドアイのファン目線でふりかえります。

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