ツイッターで見かけた失敗事例です。サイト運営の参考になりそうなので、とりあげました。
サイトマップを送信したがインデックスされてない
こちらのサイトの主さんが、Googleのウェブマスター向けフォーラムで助言を求めました。サイトマップ送信から1週間経過するも、未だインデックスされていないことに頭を痛めています。よく見るタイプの英語サイトです。風変わりなスポーツ2019年WORLD BEST10とか、2019年世界美女BEST10記事のタイルが、TOPに並んでいます。(助言にそって一部改善されてました)
GのJ・Mueller氏が降臨し助言
Muellerさんのアドバイスは、具体的であたたかみを感じさせつつも、内容はボロカスでした。
質問主さんのサイトの良くない点
- 全部インデックスするわけじゃないぞ
- あんたのは一部されてる
- クオリティについては改善点が山ほどあるぞ
- 年があけて1週間しかたってないのに、もう2019年ベストとな
- それに、ほかのサイトパクったりリライトするのはガイドライン違反のスパムだぞ
あなたやわたしも耳が痛くなる助言内容
おすすめは、削除して新らしくユニークなサイトに作り直すことだね。時間をかけて、競合に勝てるクオリティの高いコンテンツを作るんだ。
情熱を注げる知識もじゅうぶんなネタを選んで、時にさらされても生き残る、あらゆる競争相手を打ち負かす、あんたにしかできないサイトを作れ。あっと言わせる奴を作れよ、単なるウェブサイトをこしらえちゃ駄目だ。
Googleに愛され真に評価されるサイトとは何か、短いフレーズで完璧に表現されています。タイトルや見出しの先頭に、ビッグワードのクエリを配置せよとか言ってないですよね(笑情熱を注げる知識もじゅうぶんなネタを選んで、時にさらされても生き残る、あらゆる競争相手を打ち負かす、あんたにしかできないサイトを作れ。あっと言わせる奴を作れよ、単なるウェブサイトをこしらえちゃ駄目だ。
ぽんこつサイトながら1年以上運営して、気づいたことがあります。世の中には、俗にいうSEOテクニックを軽く飛び越えるサイトが存在します。Above the SEOってやつです。
そんなサイト群は、見出しにキーワードとかサイト設計がなんちゃらの観点では、突っこみどころ満載です。が、ユーザーからの絶大なる愛に勝てるSEOはない事実を、見事に体現しています。作れるなら、こんなサイトを作りたいですね。作れるならね。
情熱と知識、競合を蹴散らすオリジナルなAwesomeサイトって、うちのがブクマしてた山さいがねがっていうやつだ!
Googleに愛されるサイト
山さいがねがみたいなサイトかな、と思い浮かびました。 サイト主のヨッキれんさんは、廃道や廃トンネルに魅せられたオブローダーです。日本全国に散らばる廃道をチャリで走破すること20年、攻略ドキュメントのひとつひとつを自サイトにアップされています。
廃道好きの聖地のようなこのサイトは、月間PV推計35万~40万、訪問者の8割がブクマから来ます。サイトが生まれた2000年頃、主はコンビニに勤めるかたわら、休日にチャリにまたがって手近な廃道を片っぱしから攻めていき、記事をアップしました。あれから19年、数える気分が失せるぐらい、コンテンツの数が積みあがっています。
※オブローダーとは、廃道obsolete roadから生まれた造語のようです
廃道好きの聖地のようなこのサイトは、月間PV推計35万~40万、訪問者の8割がブクマから来ます。サイトが生まれた2000年頃、主はコンビニに勤めるかたわら、休日にチャリにまたがって手近な廃道を片っぱしから攻めていき、記事をアップしました。あれから19年、数える気分が失せるぐらい、コンテンツの数が積みあがっています。
※オブローダーとは、廃道obsolete roadから生まれた造語のようです
検索クエリ「廃道」で首位から3位まで独占
そもそも、廃道で検索する人がいるんだ。月間ボリュームは4200くらい、検索結果の金・銀・銅メダルは「山さいがねが」が独占です。天下のwikipedia様を4位に従えています。検索結果の表示には、選ばれたサイトっぽく、カテゴリー詳細もバッチリついてきます。テクニックで出す方法もあるようですが、サイトを見た感じでは、Gが自然に表示しているように思えます。カッコいいね!
「山さいがねが」は、うちのにラップトップを借りたときに、ブクマを見て知りました。
一時期、うちのはなんちゃってSUVにチャリを積みこみ、建設現場でバイト?みたいな格好して、友達と楽しそうに出かけてました。夜が更けてから、ひっつきぼーや変な土くれをズボンに着けて、腹ペコで戻って来るのです。
このサイトにかぶれたんだ。一発で謎がとけました。男のロマンとか、周囲を白目にさせるフレーズを吐きながら、朝もはよからイソイソ出かけて行くのは、このサイトの影響でした。
参考までに、主さんが夢想吊橋を攻略する記事を置いておきます。不覚にも、引き込まれて次の動画編まで進んでしまいました。
ん・・・?動画みようとしたらWMVファイルが落ちてきました。見たい見たいけどスマホで再生できない。なんで?youtubeじゃないの・・?みんなやってて、ガンガン儲けてるんだよ
マネタイズが壊すスピリット
ヨッキれんさんはサイトを始めた7年後に、秋田県から東京へ居を移します。現在の肩書は廃道系のフリーライターで、共著をふくめると13冊の本を出版し、オブローダーとしてイベント開催も活発です。そして、生計の柱はアドセンスとご自身がインタビューで語っています。のんくらさんのGoogle AdSenseマネタイズの教科書を年末年始に読了し、知識武装したわたしは、改めて「山さいがねが」サイトを訪ねました。
ちがう違う!画像はレクタングルと同じサイズにするの。H2見出しを作ってキーワードを先頭に。ここにアマゾンのリンク貼ってサイトのおすすめ靴ランキングを挿入すれば、バカ売れだよ、ブツブツ独り言をいいながら閲覧しました。
読んでいくうちに、わかりました。主のヨッキれんさんは、マネタイズにはあまり関心ないみたい。行間から立ち昇るのは、廃道や廃トンネル、朽ちかけた橋への思慕と、それらを走破したい熱意ばっかりです。
参照したインタビューサイトによれば、41歳になった主は現在も、東京に出てきたときと同じ家賃32000円のアパートに暮らし、当時と変わらず攻略すべく廃道を探し求め、計画を練っては実行する生活を送っています。
この主さんは、60歳になっても変わらないんだろうな。そして、廃道クエリの首位専用シートは、「山さいがねば」以外に考えられません。クエリ「事故物件」のトップが、大島てるさんのサイト以外ありえないように、廃道玉座もゆるぎない約束事のように見えます。
ヨッキれんさんのように夢中になれる何かがあり、熱い情熱をもつひとは、サイト運営において最強のアドバンテージだと思います。醒めてしまったこころに、どんなにキラキラ輝いてうつることか。
参考サイト:東洋経済-「廃道」に鉱脈を見出した男の快活な人生-
羨ましいな~と思いまう。凡庸は今日もせっせとネタをさがしつつ、見出しにキーワードを詰めなければなりません。グーグルに媚を売る必要のないサイト、これが最高格付けの五つ星かな。
どうしたものかGoogleにインデックスされない
えっ?記事を書いたのに、Googleがインデックスしてくれない。つい最近わが身に起こった出来事です。人気のイベントを照準にした3000文字の投稿が、水の泡になりました。この一大事の原因を探る考察です。
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