「凱旋門賞の謎馬」オッズ4位のRaabihahラービアって何者?

凱旋門賞

ラブ エネイブル ガイヤースの御三家の次に、凱旋門賞のオッズ評価が高い馬がいます。あまり知られてない馬です。


オッズ9倍。ガイヤースと同じオッズを付けたブッキーもいます。ストラディヴァリウスやマジカルより上、フランスの総大将ソットサスの遥か上を行く評価です。
誰でしょう?うっかり素通りしそうなこの馬、馬場と展開によってはラブと入れ替わって着内に来る可能性もあるやしれません。
無視できない謎馬、ラービアを丸裸にしてみました。

フランスのトップ牝馬

両親: SEA THE STARS ・ GARMOOSHA 2017年2月13日生
馬主:ゴドルフィン ハムダン殿下
成績:4戦3勝
調教師:ジャンクロード・ルジェ
騎手:C・デムーロ

ラービアはフランスの3歳牝馬です。4キロ軽い斤量で出走できるので、ほかの3歳馬と同じくオッズに反映されています。

速いですよ、この娘。馬場も選びません。スパート地点は決まって②ハロン棒、抜けたら突き放すだけです。
ラービアを管理するルジェ調教師は、フランスのベスト牝馬と手放しで絶賛しています

陣営
陣営
わたしが手掛けた中じゃ、スタセリタ以来の逸材だ。この娘は10Fの馬じゃないぞ、2400の馬だ。今月のヴェルメイユ賞から凱旋門賞へ連れて行くんだ
スタセリタはG1レース6勝の馬で、うち2勝はアメリカです。スピードにも恵まれたフランス生まれの名牝でした。
スタセリタ以来なら、デゼルの母アヴニールセルタンやラクレソニエールを超える才能と見ているのでしょう。
今年のナッソーSを回避したヤバい馬、トゥキールを覚えてる?フランス3歳牝馬。馬主も厩舎もいっしょ。ルジェ師はトゥキールよりラービアのほうが上って言い切ったよ!



仏オークス・ディアヌ賞4着

調教師が語る敗因

あら、でもフランスオークス(動画)は4着に破れています。
陣営
陣営
仏オークスの結果は悔やんでも悔やみきれません。アイルランド勢が有り得ないスローペースを作り、ラービアは立ち往生してしまいました。鞍上もなぜか行かなかった。まだ3戦目で経験が不足していたんです
オークスの1000メートル通過は1分6秒台です。勝ったディープインパクトの娘、ファンシーブルーの走破時計は2:05.46。
遅いタイムではありませんが、ラービアにとっては遅すぎて調子が狂うペースでした。
凱旋門賞でもヴェルメイユ賞でも、ラービアの方がオークス馬より評価が高いよね

G3プシケ賞

上がり33秒の末脚

プシケ賞G3(2000m)ドーヴィル良
1000m 6F 7F 8F 9F 10F 走破時計 あがり3F
Raabihah 64.74 12.27 11.82 11.28 11.04 11.55 2分02秒81 33.89
馬場状態は3.1の良。斤量は56.5kgです。9ハロン区間で叩いたラップ11.4秒は、エネイブルがヨークシャーオークスの同じ区間で、粘るマジカルを突き放したときと同じラップです。
このときラービアのトップスピードは67.54km。牝馬のスプリンター並の速さです。
ちなみに千メートル専の最速馬バターシュのトップスピードは、70km付近です(最高74.68km記録)。中距離のゴール前で68km近く出せる牝馬はなかなかいません。
陣営
陣営
速いからといって、この馬は2000メートルの馬じゃないんですよ。繰り返しますが、2400の馬です

セーヌ賞

ロンシャンの稍重・馬場数値3.1の2200メートルもセーヌ賞(動画)で勝ちました。
200メートル短縮ながら、凱旋門賞と同じ外回りコースです。タイムも速いし、残り400からのスパートもスタミナ切れの様子はありません。
走破時計:2:19.80
10F:11.15
11F:11.50
ラービアのデビュー戦は、オールウェザーの2000メートルの馬場でした。このときの斤量は58kg。背が重くてもハロン棒②でダッシュし、後続を突き放しての1着です。
重馬場をこなせるか?残る疑問はこの1点だけです。おそらく大丈夫でしょう。

2020年ヴェルメイユ賞

ラービアは9月13日ロンシャン競馬場R6ヴェルメイユ賞に、55.5キロの負担重量で出走。朝計測の数値で3.2、良馬場です。

ラービア2着勝馬タルナワG1勝利なし


勝利時計の2:26.42で、馬場コンディションが同程度のザルカヴァより0.42秒遅いくらい。
当日6.8レースはGPS計測不良で詳細ラップが発表されませんでした、残念。
ペースは2分24秒台で決着したパリ大賞典より遅く、2分33秒台のフォワ賞より速く流れました。
ラービアの武器は上がりの足ですが、ラスト3ハロンも勝ち馬の方が速いように見えます。
初の2400mと、あくまでも半月後の凱旋門賞が本番と考え慎重に構えたのかもしれませんが、ヴェルメイユ賞後は各方面に残念感が広がりました。

各位コメント

タルナワ鞍上スミヨン「ラービアの少し前に陣取るつもりだった。いつもは積極的なラービアが、最後尾へ下がったのは意外だった。仕方がないから先に行った」
ハムダン殿下のレーシングマネージャー「ラービアの仕上がりは期待より低かったね。ルジェ師と意見は異なるが、凱旋門賞で勝つためにはもっと成長が必要。週末まで様子を見よう」
ルジェ調教師「初めての距離だしこんなもの、彼女はフランス3歳最強を証明してみせた」
みんな「勝ちたいなら、騎手替えたら・・」
厩舎の主戦騎手デムーロさんが悪いってわけじゃないけど、仏ダービー馬のポールギョームも流れが速すぎて対応できなかったのか、パリ大賞典は最下位に沈んでしまいました。
ラービアは馬体に異常がなければ、予定通り凱旋門賞へ向かいます。勝ったタルナワは凱旋門賞出走のためには追加登録が必要です。アガ・カーン殿下が追加料出してまで出走させるか?判断が待たれます。

いっそのこと、ラービアにスミヨン依頼しちゃえば?それだったら馬券に入れるけどな~

ラブは凱旋門賞でエネイブルに勝てる馬か?
凱旋門賞を3勝して引退する。女王エネイブル陣営を震撼させた馬がアイルランドに現れました。栗毛のかわいい牝馬ラブは本当にそれほどの馬なのか?オークスのラップを検証してラブの実力を測ります。素晴らしいですよ、この馬。でも、残念なところがたった1点あります。




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