凱旋門賞オッズやレーティングが語る「ディープボンドの評価」

ディープボンドが凱旋門賞プレップレースのフォワ賞を勝ちました。

馬生で初めて逃げ、自らペースを作った横綱走りで快勝です。

欧州でのディープボンドの評判は、スルーから中々やるやん！へ急上昇。凱旋門賞出走を発表したラブや地元ラービアを抑えて、オッズも9位に浮上しています。

競走馬を分析する英国メディアのTimeFormは、ディープボンドのレーティングを126に上方修正。出たら優勝も夢ではないハリケーンレーンと同格です。

①ディープボンドの各社前売りオッズ
②最新レーティング
②強敵たちのロンシャン走破ラップと比較してどうか？

この3点を確認していきます。

2021年凱旋門賞の前売りオッズ

信頼と安定のタルナワ姉さんがトップ。次いでゴドルフィンの秀逸3歳牡たち、クールモアの3歳エース2頭の次がクロノジェネシス！でミシュリフとティオナの次にディープボンドだよ

3歳牡牝は斤量の恩恵があり、評価もマシマシ。それを考慮すると4歳で59.5キロ背負うディープボンドはかなり高評価では？

ディープボンドの解説記事は、

日本トップクラスの馬ではなく、クロノジェネシスほど期待されていないステイヤー。フォワ賞では、スタミナを武器にブルームに1馬身半の着差をつけ勝利。同じ戦術でアークを勝つのは難しいが、スタミナが本物なら好走してもおかしくない。彼の父キズナはニエル賞を勝ち、本番ではトレブの4着だった。

ディープボンドの快挙後、欧州民のツイートにクロノジェネシスの名前ちらほら見かけるようになりました。「クロノはDBを5馬身ぶっちぎるらしいぞ・・」「クロノジェネシスの今のオッズはYummy!（美味しい）」芝があえばワンチャンの希望がふくらみます。

実際のところ、ディープボンドの時計はライバルと比較するとどれくらい？・・アークを走る強い馬3頭と比べてみましょう。

ハリケーンレーンは今年のパリ大賞、タルナワは昨年のヴェルメイユ賞、スノーフォールは今年のヴェルメイユ賞です、

	ディープボンド58kg	ハリケーンレーン58kg	タルナワ59.5kg	スノーフォール55.5kg
馬場状態	3.2良	3.8重	3.2良	3.2良
千通過	66.81	68.54	64.54	67.19
1400通過	1:33.44	1:34.35	1:29.12	1:33.20
残り5F	12.85	12.41	12.33	12.61
4F	11.67	11.97	11.76	12.24
3F	11.26	11.57	11.02	11.67
2F	11.03	11.24	10.63	10.98
1F	11.55	12.02	11.15	11.49
走破時計	2:31.85	2:33.59	2:26.42	2:32.22
上がり	33.85	34.84	32.81	34.16
最高速度km	66.82	67.36	69.88	67.86