ミシュリフは2021凱旋門賞の優勝候補

2021シーマクラシック

シーマクラシックをレコード勝ちしたミシュリフは、凱旋門賞へ向かいます。坂が不得手な馬ですが、凱旋門賞で勝てるでしょうか?

シーマクラシックの区間ラップをもとに、ミシュリフの強さを検証してみます。残念ですが、クロノジェネシスとラヴズオンリユーより一枚も二枚も上手の馬に見えます。

バリバリ勝てそう~シーマの区間ラップ見たら、着差以上に強い馬だとわかるよ。凱旋門賞のコースはこの馬に向いてる

シーマクラシック区間ラップ

ミシュリフ・クロノジェネシス・ラヴズオンリーユーの時計

馬名 着順・走破時計 1000m通過 1200m 1400m 1600m 1800m 2000m 2200m 2400m 2410m
ミシュリフ 1着2:26.65 64.26 12.20 12.11 11.94 11.36 11.18 11.04 11.80 0.57
クロノジェネシス 2着2:26.70 63.81 12.23 12.15 11.85 11.62 11.42 11.07 11.77 0.60
ラヴズオンリーユー 3着2:26.76 64.04 12.20 12.09 11.94 11.65 11.24 11.04 11.82 0.63
数字だけ並べると、何なのよ~?となりますね。考察して行きます。

ミシュリフは速めの流れに対応できたか?

最後方でドスロー追走

先頭で前半1000mを通過したチャネルメーカーのタイムは、63.34秒。日本馬には遅く欧州馬には速いペースです。
最後方に位置どったミシュリフは、64.26秒といつもの欧州ペースで通過。前有利のムードを無視し、ゆっくり追走します。
後方待機は調教師の指示じゃなく、イーガン騎手の判断だった。距離延長の馬を最初から行かせたら脚があがるから、後ろにつけたとインタビューで言ってた

抜群の反応とロングスパート能力

3コーナーから進撃開始

レースが流れ始めたのは3コーナー。イーガン騎手の手が動き、ミシュリフの首を押して促します。
3コーナーは1500~1600m地点です。ミシュリフはここで5秒台/100mのペースにピッチをあげ、ここから4角を抜け直線に入るまでの3ハロンを34.34秒で走り順位を上げました。
同区間のクロノジェネシスのタイムは34.89秒、ラヴズオンリーユーは34.83秒です。ここだけ切り取ると、ミシュリフはクロノジェネシスの3馬身先にいるスピードです。

これだけ飛ばして追い上げたあとに、あの直線の叩きあいだよ。ミシュリフ怖いよ~直線抜け出し一芸馬じゃなくて、900メートル近くロンスパできる!

上がり最速はミシュリフ

シーマクラシックの上がり3ハロン

①ミシュリフ 34.05秒(0.57)
②ラヴズオンリーユー 34.14秒(0.63)
③クロノジェネシス 34.28秒(0.60)
1800mから2400m地点までの時計です。括弧の数字は、おまけの10メートル区間のラップです。
メイダンの芝トラックは1周2400メートルです。GPに発走ゲートを置けないため、スタート地点はゴールの10メートル手前です。なので実際の距離は2410メートルです。
GPまでのおまけの10メートル区間、ラヴズはいっぱいいっぱい、クロノジェネシスは疲れ、ミシュリフは余力を残しています。この勢いが続く前提であと190メートル距離があれば
ミシュリフは、架空の1ハロンを11.4秒、クロノジェネシスは12.0秒、ラヴスオンリーユーは12.6秒で駆け抜けます。差はひらくばかり。
ミシュリフの追走、3コーナーからの進撃、直線のスピードとスタミナを意識して動画を見ると、あらためて強さがわかります。

2021 G1Sheema Classic


凱旋門賞のコースがミシュリフに合う理由

2%勾配の上り下りと前半のドスローペース


縦・横軸の比率が違うので登山に見えますが、実際の勾配は上りも下りも2%くらい。そこまでキツい登りではありません。まいどまいど超スローなペースで坂を越えて行きます。
①流れた時でも前半1000通過は63秒くらい
②ミシュリフは自分ペースでゆったり走ればOK
③坂を下った偽りの直線からゴールまで900メートル
④ここから追い込んで順位をあげ、本直線で本気だす
ミシュリフはゴール前の抜け出し芸の馬かと思っていたら、長い脚は使えるわスピードもスタミナも超一流の馬でした。
フランス独特の沖積平野のねばる道悪もこなせるし、斤量も背負える。ロンシャンの坂を最後尾でゆっくり通過して、ファルスでポジションをあげ、直線で抜いたら、はい優勝。
タルナワ姉さんやラブだって強そうよ。騎手も若造じゃなくて、スミヨンとムーアだよ。
ミシュリフのライバル2頭もどれだけ強いのか、後日分析したいと思います。
イーガン騎手はファイサル王子のファーストジョッキーながら、英国チャンピオンステークスでは鞍上をまかされませんでした。このとき馬主はデットーリ騎手に依頼しています。
騎手が原因ではないといえ、ミシュリフは大惨敗。
サウジカップとシーマの功績から、イーガン騎手は名実ともにファーストジョッキーの地位を確立しました。21歳とは思えない肝が座った騎乗ぶりです。ロンシャンも上手に乗ってくれることでしょう。
ロンシャン競馬場・凱旋門賞コースの形状・高低差・騎手の戦略
ロンシャン競馬場には5種類のトラックがあります。大・中・小まわりの周回コースと、千直コース、引込線から伸びる1400mのコースです。 凱旋門賞は全長2750メートルのGrande Piste・外回り周回コースを走ります。 ①...




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