ゴドルフィンの2枚頭のもう一頭、ハリケーンレーンの凱旋門賞出走が発表されました。
デビュー2戦目からビュイック騎手が主戦を務めるゴドルフィンのエースでしたが、凱旋門賞ではJドイル騎手とコンビをくみます。
究極の選択を強いられたビュイック騎手は、苦渋の選択で正しい方を選んだと一報されされました。やっぱりアダイヤーに負けちゃうの??
ハリケーンレーンのデビュー戦の鞍上はカービー騎手でした。このときビュイックはRoyal Touchを選んでいます。この馬ハリケーンの3着。その後1勝もしてないよ・・
ハリケーンレーンってこんな馬
道悪巧者でスタミナ◎馬
・父フランケル 母ゲールフォースはステイヤー
・道悪で輝き、良馬場はイマイチ
・自由自在にどの位置でも競馬ができる
・重馬場のパリ大賞優勝。凱旋門トラック経験済
・ニジンスキーでも無理だったセントレジャーからのアーク優勝を狙う
・道悪で輝き、良馬場はイマイチ
・自由自在にどの位置でも競馬ができる
・重馬場のパリ大賞優勝。凱旋門トラック経験済
・ニジンスキーでも無理だったセントレジャーからのアーク優勝を狙う
英ダービーはアダイヤーの3着
両前足落鉄の不運
どのへんで落鉄したかは確認できませんでしたが、芝コースでの落鉄は影響が大きいといいます。2頭のラップをおいておきます。
1000通過 | 走破時計 | 上がり | |
---|---|---|---|
アダイヤー | 71.58秒 | 2:36.85 | 34.72 |
ハリケーンレーン | 71.76秒 | 2:38.26 | 36.09 |
英セントレジャー優勝動画
ほぼ重馬場の残り400mは25.0秒
馬場状態:重よりの稍重6.6
トラック:ドンカスター2905メートル
斤量:57.6キロ
トラック:ドンカスター2905メートル
斤量:57.6キロ
馬場棒6.5が重馬場の始まりです。道悪巧者のハリケーンレーンにとって、数値6.6は恵みの道悪でした。
セントレジャーは英国の菊花賞で、トラックは左回りの広角カーブを通過するワンターンです。ドンカスター競馬場は平坦ですがゴール前の600メートルは5m高さの上り勾配です。
ギアを入れた残り400からゴールまでのラップが25.0秒。重馬場を1ハロン平均12.5秒に速度をあげて勝っています。
やや距離が短いながら、5メートル高のゴール前登坂のある有馬記念でイメージしてみます。稍重でブラストワンピースが勝ったときに追い込んだレイデオロの残り400が25秒くらい。恐ろしく強かったリスグラシューが良で24.2秒くらい。
比較してみると、力があることは間違いないでしょう。長い距離を走るスタミナがあり、道悪の上り坂の残り400をスパートする脚は確かです。重馬場のパリ大賞でも上がり34秒台を叩いています。
アダイヤーは馬場問わないって言うけど、道悪はデビュー戦4着、2戦目の不良馬場1着とダービートライアルのリングフィールド2400重(動画)2着。稍重よりの重だよ。ビュイック騎手はここでアダイヤーを見限った。道悪プラス距離長めだとアダイヤーあやしくない?
2021パリ大賞動画/h2>
パリロンシャン2400m
馬場状態・斤量重3.8 58Kg
走破時計・上がり2:33.59 34.84秒
走破時計・上がり2:33.59 34.84秒
パリロンシャン開催は2018年から。過去3年とも良馬場だったので走破時計は遅めですが、ハリケーンレーンが走った馬場は、ナカヤマフェスタが3歳牡ワークフォースに負けたときより少しましな程度のTR Souple、ワークフォースの時計は 2:35.30でした。
またフィエールマンやキセキが出走した2019年の馬場もTR Soupleで4.1。優勝したヴァルドガイストの時計は2.31.97で、上がりは38.08秒でした。地面が堅かろうか緩かろうが自分ペースで走るガイヤースが飛ばしたため、序盤から流れた結果です。
良馬場はイマイチ
ハリケーンレーンは、良馬場で行われた愛ダービーやヨークG2ダンテステークスでも勝っています。愛ダービーは区間ラップはわかりませんが、ヨークの2千を走った時は悪路ほど輝いていませんでした。G2ダンテステークス
馬場状態:良6.8
トラック:ヨーク 2051メートル
斤量:57.2キロ
トラック:ヨーク 2051メートル
斤量:57.2キロ
1051m通過(千メートル修正) | 走破時計 | 上がり |
69.46秒(66.0) | 2:10.66 | 36.17秒 |
が、日本式にいうと前半66秒台の超スローペース、コース全体が平坦で直線が長いヨーク競馬場の良馬場で上がり36秒台は寒い。やっぱ良馬場だとイマイチなのか?スピード疑念がふくらみます。
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