「オペラ賞じゃなく凱旋門賞に出ていたら?勝てたかも」
昨年11月Breeders Cup Turfを迫力の末脚で制して以降、アガカーンスタッドで休養を満喫していた姉さんがターフに戻ってきました。
G3バリーローンS優勝
コークの不良馬場予想を嫌ってここで緒戦
馬場:レパーズタウン YS重
斤量:60kg
走破時計:2:36.45
斤量:60kg
走破時計:2:36.45
レーティング122のタルナワに対し、2着以下の馬は100前後と力の差は歴然ですが、斤量60kg背負った重馬場で女王健在ぶりを披露しました。次は愛チャンピオンSが予定。そこから凱旋門賞へ向かう予定です。
タルナワってこんな馬
・14戦8勝うちG1は3勝
・ロンシャンの上がり3ハロン32秒台、不良馬場でも34秒台
・父は短距離系のシャマルダル。距離走れる母のタラナで2400もこなす
・斤量58キロは無問題
・ロンシャンの上がり3ハロン32秒台、不良馬場でも34秒台
・父は短距離系のシャマルダル。距離走れる母のタラナで2400もこなす
・斤量58キロは無問題
4歳秋の大成長
仏レース主戦のスミヨン大誤算?
凱旋門賞の前哨戦G1ヴェルメイユ賞・ロンシャン2400m良を勝ったとき、スミヨン騎手は「追加登録料を払って凱旋門賞に出たほうが良いか?」と助言を求められました。回答は「アークの一線級と戦うには力不足」でした。
ヴェルメイユ賞は指数3.2の良馬場開催です。デットーリのダームマリオットが引っぱって、1000メートルを通過63.73で通過。直線ターンを7番手でまわったタルナワは、6頭まとめて交わして1着。
なんと上がり32秒81だったよ!府中でもあるまいし地面がうねるデコボコ直線で32秒台は凄い。良馬場ならアリかもしれない。でも不良馬場でも、タルナワさん爆発しちゃったよ
もったいないことに、タルナワは凱旋門賞へシフトせず、登録していたオペラ賞を走ることになりました。
不良馬場でも爆発する末脚
G1オペラ賞 2000m牝馬戦
タルナワは指数4.6の不良馬場で、全レース最速の上がり34.88秒で牝馬のG1戦を制しました。
凱旋門賞当日のレースラップでは、34秒台で直線を駆け抜けたのはタルナワだけです。オペラ賞と凱旋門賞のコースや斤量は同じですが、距離は400メートル短い2000mです。ゲートを出ると直ぐに10メートル高さの登坂が始まります。1000通過ペースは71秒台で、凱旋門賞より2秒遅い超スローでした。
凱旋門賞馬ソットサスの上がりは36.61秒、エネイブルが37秒台、当日の千直レースのスプリンター勢もふくめ、ラスト3ハロンが35秒をきった馬はタルナワだけです。
道悪巧者ながら、この不良馬場の直線のパフォーマンスは驚きです。
タルナワは、馬場をとわず驚異的な末脚をくりだす馬です。遠征する日本馬にも大きな脅威でしょう
ちなみに、ヴェルメイユ賞では今年のRoyal Ascotのハードウィック2400mの勝馬ワンダフルトゥナイトに快勝し、オペラ賞ではプリンスオブウェールズSでラブの2着に健闘したオーダルヤも下しています。4歳秋に大成長をとげたタルナワ姉さん、わたしはラブやスノーフォールよりこちら推しです。(化け物と判明したので、スノーフォール教に入信はしました)
2021年愛チャンピオンステークス
St Mark’s Basilicaに3/4馬身遅れ2着
競馬場:レパーズタウン 左回り2000m・直線400m
直線:400メートル高低差約7mで2%弱の上り勾配
馬場状態:鞘良
斤量3歳牡58.5kg 4歳上61.5kg牝60kg
直線:400メートル高低差約7mで2%弱の上り勾配
馬場状態:鞘良
斤量3歳牡58.5kg 4歳上61.5kg牝60kg
アイルランド中距離最強馬決定戦は、セントマークスバシリカが制しました。勝利時計は2:11.19。タルナワは3/4馬身遅れた2着。
SISの区間ラップは外には出てこないので、上がりはわかりませんが34秒台っぽい。
タルナワは勝馬が馬場の端まで右に寄れまくった不遇の2着ですが、強かった。凱旋門賞は58キロで走れるし、距離が伸びて直線もっと平坦だし、道悪ともなればパワーが生きるし悲観はしてません
ミシュリフは2021凱旋門賞の優勝候補
ミシュリフ陣営は凱旋門賞を回避し、2000メートルの英国チャンピオンS出走を発表しました。残念!
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